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クリニック紹介

診療理念

患者様の1本の歯を大切にする。

当たり前のようですが、この考え方には多くの見解が含まれており、非常に誤解を招きやすい文章です。

10人の歯科医師が口腔内を拝見した際に9人が「もう残すのは無理です」という歯を「残せます」という意味合いもありますし、残せないのを分かっていても患者様の「抜きたくない」という意思を尊重した1本を大切にするという考え方まで様々です。前者は歯周病専門医という肩書きの元、残せると言っているのかも知れませんが、残念ながら10人中9人の歯科医師が残せないという歯を残すことはリスクを多分に伴う事を理解して下さい。

特に下あごの歯は危険です。それと全く対極にいる歯科医師と思われる後者は、実は結果から言えば前者と同じ事をしているに過ぎません。
極論ですが歯を抜かずに経過をただ診ているのは我々歯医者にとって最も簡単な選択であり、楽な治療なのです。
どちらも私の見解とは異なります。

では私の1本の歯を大切にするという考え方は何なのか?

これは当院を受診して頂ければ、必要に応じて丁寧に納得いくまで説明させて頂きます。
専門用語や知識のひけらかしは当院のホームページにおいては避けさせて頂きます。
歯周病が良くなると謳ったマウスウォッシュに毛が生えた治療や内科的歯科治療といった単なる抗生剤と抗真菌薬の混合投与を行うような治療は致しませんので安心してご来院下さい。
ただし後者に関しては治療としてエビデンスが認められているようですので必要に応じて行う場合があります。
ただし不当に高額な請求は致しませんし、必要性を説明の上で金額を提示して納得して頂いた患者様にのみ行いますので安心して下さい。「これじゃないと歯が無くなりますよ」というような押し売りは決して致しません

この考え方に至った背景には、以前に勤務していた歯科医院で毎日膨大な数の患者様と接してきた経験があります。何とか1本でも自分の歯を残したいという強い気持ちや逆に全部歯を抜いてインプラントにしたいという患者様まで多岐に渡る意見をご教示いただき、最終的な結論として現在のところ導き出した結果でもあります。

医療機器

CT(Veraviewepocs 3Df)


現時点ではCTは保険の算定が可能です。インプラントの治療に際しては勿論ですが、抜歯やあごの骨の病気などの精密検査など多くの疾患を鑑別するには3D画像を構築できるCTは必要不可欠なツールと考えます。
最新で機能的にも他の機種よりもグレードの高いCT機種を導入しております。
撮影時間の短縮や被爆量も多機種と比して非常に少なく設定されております。

注CTを撮れない患者様もおりますので、気軽に聞いて下さい。

患者さんへのメリット

元来の2次元でのレントゲン撮影では分かりにくかった、歯の根の破折や副鼻腔(上顎洞)と歯の根の先の位置関係などを容易に画像として示すことが出来ます。
原因不明で痛かった歯の治療に関しても、その追究の一助となります。
当院ではCT撮影での収益等は特に考えておりません。当院で治療する際にはCT撮影費は頂きません。また保健証さえご持参して頂ければ、初診料(2340円のご負担額: 3割なら700円)のみで撮影させて頂きます。ただし、データのお持ち帰りをご希望される患者様に関しましてはコンピューターウィルスの観点から当院で用意したDVD-RWにデータを書き込んだものをお渡しさせて頂きます。これは別途1000円をお支払い頂きます。

 

機器名:クリーンエリアプラス

出血を伴う処置を行う際に感染予防の点で最大限の活躍をするからです。私からすれば「何故導入しないのか?」を問いたいです。歯を抜かない、歯周病の治療もしない歯科医院があるのでしょうか?出血が止むを得ない処置を行う場合の環境作りの徹底は、もはや当たり前ではないでしょうか?本装置は毎分ドラム缶約70本分もの浄化した空気を循環させて、20坪の診療室であれば10分間で室内の空気すべてを入れ替えられることが可能です。
クリーンエリアプラス直下では静浄度クラス10,000(一般の手術室や無菌病室に匹敵する)の清潔で安全な環境を確保できます。
このシステムを用いて大学病院の手術室に匹敵する環境を作り、この中で抜歯やインプラントなどの処置を行うことが感染を予防するにあたり絶対に必要であると考えます。

注静浄度クラス10,000とは米国航空宇宙局規格(NASA NHB5340.2 )において空中の浮遊粉塵がどの程度かを示す指標です。

患者さんへのメリット

この装置を用いた治療を行っても治療費が高くなる訳ではありません。単純に感染しにくい環境下で処置を行った方が良いのではないでしょうかという当院における1つの提示に過ぎません。
私は空気中に粉塵やウィルスや細菌などがたくさんいる環境において歯科治療をして欲しいとは思いません。一瞬にして手術室と同等のクリーンルームを作り上げる装置があるのであれば、少なくともその装置を使用してもらいたいと考えます。
一般に手術室完備を謳う歯科医院は多いです。しかし、これと同等の装置が装着されていない手術室は他人の歯の削りカスや粉塵・ウィルス・細菌まみれの部屋と同じです。
器具が滅菌されているのは最低条件であり、これはスタートラインではありません。

注この装置には実は理想的な位置があります。患者様が治療用の椅子で寝た時に頭の真上にあることがその条件です。装置からの空気の流れは真下に向かい、整流されてまっすぐに行きます。この整流には室内の浮遊粉塵等は巻き込まれず、外側へはじく性質があるので質の高いクリーンな治療環境を確保する事ができます。
機会があればチェックしてみて下さい。天井を見るだけですから。ただしエアコンや後述の空気清浄装置とも似ていますから、見分けられないかもしれません。

クリーンエリアプラス 一般的なエアコン

 

機器名:SKYLUX CRYSTAL CR07(無影灯)

これは一般的な診療には必要ありません。インプラントの治療を行う際に限り使用します。
インプラント治療はもはや特別な治療方法ではないと考えます。
しかしインプラント治療は外科的手技を必要とする以上、手術というカテゴリーに含まれます。
術者は一人ですが、助手(アシスタント)などが数人でサポートに当たります。
その際にライトが小さいと術野に人の手や頭などが入り込むため、影として暗くなり安全な手術が出来ません。これが当院で無影灯を導入している理由です。

患者さんへのメリット

より確実に安全で迅速な処置が行えるようになります。これでインプラント治療に伴う医療事故の3分の1は防げます。 現在、無影灯の主流はハロゲン球からLED光源へと移行しております。当院で使用している無影灯の特徴は、せっかく出来ているクリーンルームの妨害をしないこと。空力を意識して気流の通路を確保し、天井からの層流を妨げることなく、高い無菌効果を発揮できます。またLEDを使用していることで熱による上昇気流が起きにくい照明灯であることも、クリーンルームには有効に働きます。
大きくて丸いライトは確実にクリーンルームを妨害しますし、ハロゲン球は熱を発生するため、さらにクリーンルームを乱す原因となります。 当院の無影灯はLED光源であっても赤外線放射の少ないコールドライトであり、手術中の組織乾燥を回避できます。

 

機器名:エアロクリーンAR35M-D


特診室にはクリーンエリアプラスが設置されていますが、一般診療室にも医療施設用高性能空気清浄装置であるエアロシステムを導入しました。これによりクリーンな院内環境を整備することが出来ます。
本装置には強力な集塵(微粉塵、花粉、アレル物質、排気ガスやPM2.5など)、強力脱臭(薬品臭、水まわり臭など)、高性能除菌やサーキュレーション効果があります。
歯科医院独特の嫌な薬品臭を除去して室内の空気をまんべんなく綺麗に整えてくれることからクリーンエリアプラスと併せて相乗効果が期待できます。

患者さんへのメリット

歯科医院の診療室内に入ると他人の歯の切削飛沫や微粉塵が飛び交っている状態です。
その中で口を開けて治療をしてもらう事を想像すると気持ちが悪くなりませんか?
エアロクリーンは空気清浄装置であることから患者様の頭の真上に位置していなくても問題ありません。

ただし本装置はあくまで空気洗浄装置の粋を出ません。やはり外科的な処置を施すに当たっては全く異なるものと考えます。クリーンエリアプラスでの安全な環境下での処置をお勧め致します。

院内紹介

外観

待合室

 

  

診療室